Facebookで店舗に集客したい!投稿のコツや成功事例を紹介

コラム

SNSを利用する消費者の増加に応じて、集客にSNSを活用する店舗が増えてきています。SNSで集客する際には、店舗ページの持てるFacebookでの集客を検討する人も多いのではないでしょうか。ひと言でSNSといってもそれぞれ異なる特徴があり、特徴に応じた運用をすることが求められます。ここでは、Facebook集客における投稿のコツや成功事例を紹介します。

Facebookを使った店舗集客とは?

Facebookを使用した集客には具体的にどのような特徴があるのか説明します。

他のSNSとここが違う!Facebook集客の特徴

まず、Facebookの特徴として、他のSNSに比べて幅広い年代に使用されていることが挙げられます。TwitterやInstagramなど、ほかのSNSは10代、20代の利用割合が多い傾向があります。これに対して、Facebookは30代以上の利用も多くなっているのが特徴です。

次に、Facebookでは店舗ページを無料で持つことができます。オープンしたばかりでお店のホームページがまだないという場合でも、ホームページ代わりに利用できるのがメリットです。ホームページよりも簡単に作成できるので、まずFacebookの店舗ページを作っておくというお店もあります。

他のSNSと比較してWEB検索で上位に表示されやすいというのも特徴です。検索エンジンでずっと上位に表示されるため、検索ユーザーの目に留まりやすくなり、結果として集客につながります。SEO対策として強いというのが、Facebookのメリットです。

企業の場合は個人アカウントではなく「Facebookページ」

Facebookのアカウント登録には2種類あります。1つは個人アカウント、もう1つは法人アカウントで「Facebookページ」と呼ばれます。個人アカウントはFacebookにログインしないと見ることができません。また、プライバシー設定で公開範囲を限定すると、友達など特定の人しか見ることができなくなります。一方、Facebookページは企業のページで常時公開されているため、誰でも見ることができるのが大きな特徴です。

GoogleやYahoo!で検索に引っかかるかどうかも、個人アカウントと法人アカウントの大きな違いです。個人アカウントでの投稿は検索エンジンには引っかかりません。一方、Facebookページは検索エンジンに表示されるので、検索ユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。いわば無料の広告を出しているような感覚で利用することができるのです。投稿をより多くの人に見てもらいたいという場合は、有料でFacebook広告を出すこともできます。したがって、店舗集客にFacebookを利用するなら、法人アカウントであるFacebookページを作るのが良いといえます。

Facebook集客の注意点

Facebookで集客をする際には、次のような点に注意が必要です。

定期的に更新する

Facebookページを作成して何件か投稿したら、それで終わりではありません。集客に役立てるためには、こまめに新しい投稿を行い、情報発信していく必要があります。最後の投稿が何ヶ月も前のものだと、そのお店に行ってみたいと思う人はあまりいないでしょう。ただし、更新頻度が高すぎても、あまり見てもらえなくなることもあります。そのため、週に1回くらいのペースで投稿して新しい情報を発信するのが望ましいです。

また、プロフィール情報に掲載している内容に変更があった場合には、すぐに更新しておくようにしましょう。お店の住所や定休日などは非常に重要度が高い情報です。古い情報のままになっていると、信頼を損ねてしまいます。

宣伝色を抑えた内容にする

集客に役立てようと意気込むと、つい宣伝ばかりの内容になってしまいがちです。ユーザーがあまり良くない印象を抱いて逆効果になってしまうこともあるでしょう。そのため、宣伝色を抑えた投稿内容にすることが大切です。宣伝よりもお店の成り立ちや目指している方針などを掲載してみましょう。

文字だけの投稿はあまり読んでもらえない

文字だけの投稿だと、ユーザーの興味を引き付けるのは難しいです。目に留まったとしても、最後まで読んでもらえないことも多いでしょう。投稿をユーザーから読んでもらうためには、写真や動画なども掲載する必要があります。写真が1~2枚程度入っているだけで、文字だけの投稿と比べると、印象が違ってくるでしょう。

また、写真はできるだけオリジナルのものを使用するのが望ましいです。オリジナルの写真は他社との差別化にもつながります。

掲載内容が公式サイトの掲載内容と矛盾しないように

お店のFacebookページを見てくれるユーザーなら、公式サイトも見てくれていることが多いです。両者で矛盾した内容の記載があると、いい加減な印象を与えてしまいます。投稿の際には、公式サイトと矛盾がないように注意しましょう。

知らないうちに規約違反にならないように

Facebookを利用する際には、規約を守らなければなりません。常識的に利用していれば、規約違反になるようなことは多くありませんが、カバー写真に関しては注意が必要です。Facebookでは規約上、カバー写真に商品の価格や購入などに関する情報を掲載することはできません。メニューの一部などをカバー写真に載せてしまわないように注意しましょう。

Facebook集客の成功事例

Facebook集客の成功事例として、2つの事例を紹介します。

花王

花王ではFacebookで商品紹介をしているほか、生活に役立つ情報を積極的に投稿することで自社のFacebook投稿をユーザーが日常的にチェックしてくれるような施策を行っています。その結果、リピーターの獲得につながりました。

フレンチレストランKeisuke Matsushima Tokyo

このお店では料理に使われている食材についての情報をFacebookで発信しています。どこでどう育てられた食材なのかという生産者情報を投稿することで、安心・安全な食材選びにこだわり持った店舗であることを自然と知ってもらうことができます。

これらの例に共通しているのは、単に製品や店舗情報だけを発信しているのではないということです。Facebookの拡散性を見越して、ユーザーが知りたい・見たい・他の人にも教えたいと思うような内容を投稿し、Facebookページのファンを増やすことで、結果的に集客にうまくつなげています。

Facebook集客のコツ

実際にFacebookで集客するにはどのようなことを意識すれば良いのか気になる人もいるでしょう。ここでは、Facebook集客のコツを3つ説明します。

ユーザーのためになる情報を発信する

Facebookで集客するコツは、ユーザーのためになる情報かどうかを意識して発信することです。商品や店舗の情報を知らせることも大事ですが、お役立ち情報などユーザー視点で見たときにためになるような投稿をすることが大事です。このFacebookページをフォローして継続的に投稿を見てみたいと思わせるような投稿を心がけましょう。

フォロワー限定の特典を用意

フォロワー限定の特典を用意するのも得策です。なぜなら、特典があるとユーザーにFacebookページを見るメリットがあると感じてもらえるからです。割引が受けられるフォロワー限定のクーポンなどを作って配布し、フォロワーになったほうがお得だと思ってもらえるようにしましょう。定期的に限定クーポンを発行するとユーザーもこまめにFacebookページをチェックするようになるので、自然と閲覧数がアップします。限定クーポンをもらえれば利用したいと思うのが人間の心理ですから、来店を促すことにもつながります。

他のユーザーとコミュニケーションをとる

ユーザーからコメントがあった場合は、できる限り返信するようにしましょう。コメントがあるたびに投稿の表示順位が上がりますから、コメントはエッジランクを上げてくれる大事な要素です。また、返信はユーザーとの大事なコミュニケーションにもなります。コメントに返信があれば嬉しいですし、商品や店舗を身近に感じるきっかけになります。コメントのやりとりを通じて、顧客ロイヤリティの向上にもつながるのです。

Facebookと「店舗アプリ」の併用がおすすめ

Facebook運用を効果的に行うには、店舗アプリとFacebook集客を併用するという方法があります。集客率がアップできる店舗アプリの概要とおすすめの併用方法を説明します。

店舗アプリって?

店舗アプリとは、飲食店等の店舗が集客を効率的に行うために作るスマートフォンアプリです。スマートフォンの普及率アップに伴って、手軽に利用できるアプリの利用者も増加しており、店舗アプリは重要な集客手段の1つになっています。店舗アプリには店舗やサービス紹介のほかに、ポイント管理やクーポン発券機能などをつけることができるのがメリットです。同じ業種の店があればお得なクーポンを使える店を選びたいのが顧客心理ですから、クーポンが使える店舗アプリは集客率アップ、リピート率アップにつながります。

プッシュ通知の開封率が高いのもメリットで、伝えたい情報をもれなくユーザーに伝えることが可能です。何度もアプリを利用するうちにユーザーが店舗に親しみを持つようになるため、ユーザーをファンにしやすい仕組みといえるでしょう。また、ユーザーの基本情報や利用率・利用額、開封率など顧客情報の一元管理ができるのも店舗アプリのメリットです。

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Facebookと併用する方法

店舗アプリは、Facebookと併用することができます。店舗アプリはポータルサイトのようなもので、店舗情報だけでなく、FacebookなどのSNS投稿やYouTube、ホームページやECサイトなどと連携することが可能です。さまざまな宣伝媒体がありそれぞれ特性が異なるので、1つの媒体にあらゆる情報を詰め込むのはそもそも不可能です。店舗アプリを1種のハブにして各媒体を連携することで、たくさんの情報を漏らさずに伝えるというシナジー効果が期待できます。

Facebook集客とアプリの併用でより効率的な集客を

スマートフォンの普及に伴い、SNSを日常的に利用する人が増えてきました。中でもFacebookは店舗集客に大変役立つツールです。無料で使えるという点でも大きなメリットがあります。Facebook集客をする際には、Facebookページを作成して店舗アプリと併用する方法が良いでしょう。投稿のシェアもしやすくなり、より効率的な集客につなげることができます。

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