【実店舗運営】デジタルチケットのトラブルって?賢く使う3つのコツ!

コラム

デジタルチケットはコンサートなどで導入されるケースが増えているものの、トラブルが多発していることから安全に利用できるのか疑問に思っている人もいるでしょう。しかし、うまく活用すれば店舗に導入することも可能です。そこで、デジタルチケットを導入する際の注意点やよくあるトラブル、メリットやデメリットなどを紹介します。デジタルチケットを導入するためのノウハウを知って、売上の向上や集客に役立てましょう。

デジタルチケットとは?店舗運営にも導入できる!

デジタルチケットは主にコンサートやライブなどで多く導入されています。スマートフォンやタブレットでQRコードなどを表示し、読み取り機にかけるだけで入場できるチケットです。紙のチケットとは異なり、郵送したりコンビニエンスストアなどで発券したりする手間がかからないことから、注目を集めています。なお、デジタルチケットはコンサート会場に限らず、店舗で導入することも可能です。

店舗アプリを使用すれば、1回券や回数券、定期券などさまざまな種類のチケットを発行できます。さらに、アプリによっては既存のスタンプカードやポイントカードと連携する機能もあるため、利用者もチケットやポイントカードを持ち歩く必要がありません。デジタルチケットを利用したいときは、スマートフォンでQRコードや認証コードを表示するだけで、手軽に利用できます。

たまに話題になる「デジタルチケットのトラブル」って?

デジタルチケットを導入しているライブ会場などでは、たびたびトラブルが起きて話題になることがあります。たとえば、SNSなどを通じて転売されたチケットを購入し、代金を振り込んだものの、販売者からの連絡はなくチケットも送られて来なかったというケースは少なくありません。さらに、チケットを譲渡してもらう約束をしたものの、名義の変更が行われなかったり、使用済みだったりして入場できなかったという人もいます。デジタルチケットも紙のチケットと同じく、一度入場してしまうと復元はできないため、慎重に取り扱わなければなりません。

譲渡の方法もチケットを発行するシステムにより異なるため、譲渡する前に必ず手順を確認する必要があります。そもそも、転売されたチケットでの入場を受け付けていない会場も多いです。また、ネットでチケットを購入する際、チケット仲介サイトを公式サイトと間違えてしまう人もいます。そのようなサイトで購入するチケットは、公式サイトよりも高額だったり、会場の方針により発券番号が無効にされていたりする可能性が高いです。

たとえ公式サイトで購入したチケットでも、ログインできないなどのトラブルが起きれば発券ができなくなってしまいます。カスタマーサービスも、イベントの当日は混雑することが多く、すぐに対応してもらうのは難しいでしょう。夜間は対応していないこともあり、問い合わせてもトラブルが解決できる保証はありません。ただし、ここで紹介したのはライブ会場やコンサート会場でトラブルになった事例です。実店舗でデジタルチケットを導入した場合に、同様のトラブルが起きた例はあまり聞きません。”

店舗がデジタルチケットを導入するメリット

デジタルチケットはライブやコンサートに限らず、実店舗でも非常に便利なツールです。ここからは店舗がデジタルチケットを導入する場合の具体的なメリットについて紹介します。    デジタルチケットはライブやコンサートに限らず、実店舗でも非常に便利なツールです。ここからは店舗がデジタルチケットを導入する場合の具体的なメリットについて紹介します。   

チケットの紛失防止になる

デジタルチケットはスマートフォンなどの端末でQRコードや会員証を表示するだけで利用できます。そのため、紛失のリスクが低いです。紙のチケットを紛失してしまった場合、再発行をしないと利用者とのあいだで揉め事に発展する可能性があります。再発行を行うとしても、購入者の氏名や連絡先、チケットを購入した時間や場所、紛失時の状況などを確認する手間がかかってしまうでしょう。このように、事後対応にもコストが発生するため、店舗側の負担が非常に大きくなってしまうのです。一方、デジタルチケットなら発行したチケットに関する情報は、アプリの管理画面から確認できます。そのため、信頼性が高くトラブルにもつながりにくいというメリットがあるのです。

お客様がすぐ簡単に購入できるため機会損失がない

デジタルチケットはインターネット環境と端末さえあれば、その場で購入手続きができます。わざわざ店舗に出向く必要がなく、欲しいと思ったときにすぐ購入できるので、機会損失のリスクを抑えられるのです。さらに、デジタルチケットなら店舗の営業時間外でも購入できるため、時間の制約を受けないのも魅力です。解約の際はネット上から即座に手続きができます。利用者が気軽に購入できることから、購入障壁が低くなり、利用者数の増加が期待できるのです。

前払いなので売上が安定する

デジタルチケットは基本的に前払い制です。定期券のように利用できる期間が限定されているチケットや、利用期限が切れると自動的に購入手続きが行われる自動更新型のチケットも先に料金が支払われるため、利用者が安定した売上を確保できます。さらに、紙のチケットからデジタルチケットへ切り替えることにより、店舗決済のコストを削減することも可能です。また、店頭で現金を取り扱ったり、会計の順番を待ったりする必要もなく、セキュリティや顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

店舗がデジタルチケットを導入するデメリット    

デジタルチケットにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。店舗への導入を検討するのであれば、具体的なデメリットについても知っておきましょう。

セキュリティ面で不安を感じる人がいる      

仲介サイトの中には大々的に広告を出しているサイトもあり、デジタルチケットの購入に慣れていないと、間違えて利用してしまうことも多いです。仲介サイトだった場合は、本来の価格よりも割高なチケットを買わされるおそれがあります。このように、デジタルチケットに抵抗を感じる顧客が多いと、かえって機会損失につながってしまう可能性があるのです。

スマホのトラブルのせいでまれに使えないことも      

デジタルチケットを利用するためにはスマートフォンやタブレットなど、インターネットに接続できる端末が必要です。しかし、バッテリー切れや通信制限、端末の故障などによりチケットを提示できないと使えなくなってしまいます。利用者が所持する端末のトラブルは、店舗側で解決するのは難しいです。チケットを利用する際はバッテリーの残量や通信速度に注意するよう促すといった対策しかとれません。

たとえQRコードや会員証をプリントアウトしたり、画面をスクリーンショットで保存したりしたとしても、店舗が導入しているシステムによっては利用できないことがあります。また、端末やデジタルチケットの取り扱いになれていない顧客にとっては、紙のチケットやポイントカードのほうが扱いやすいと感じることもあるでしょう。結果的に客足が遠のいてしまう可能性もあるため注意が必要です。

金銭トラブルが起きることも   

ライブやコンサートのデジタルチケットには、譲渡や転売ができるものもあります。しかし、店舗で導入する場合は、転売できない仕組みをとることでトラブルを防止できるでしょう。ただし、紙のチケットや金券と同様、有効期限や払い戻しについて明確なルールを決めておかないと、苦情やクレームに発展する可能性があるため注意が必要です。特に、デジタルチケットの販売はネット上で行われるため、購入者と対面する機会はありません。口頭で説明することもできないため、誤解がないよう十分に配慮する必要があります。          

店舗がデジタルチケットを導入する時の注意       

実店舗でデジタルチケットを導入する際は、いくつかの注意点があります。まず、端末の不具合やシステム障害などにより利用者がデジタルチケットを提示できない場合の対処法を決めておきましょう。たとえチケットを表示できたとしても、端末の画面が割れていたり、ヒビが入っていたりすると、認識できない場合があります。デジタルチケットを利用する際は、画面やバッテリーの状態に気を付けるよう注意してもらうことも大切です。また、ログインIDやパスワードが間違っていれば、もちろんチケットは利用できません。

万が一、チケットを提示できないという利用者がいたら、IDとパスワードが間違っていないかよく確認してもらう必要があります。ただし、情報漏洩などのトラブルを防ぐためにも、IDとパスワードは慎重に取り扱わなければいけません。ログインするときはセキュリティに不安のあるフリーWi-Fiは利用せず、IDとパスワードの入力画面を第三者に見られないよう注意を促しましょう。チケットの有効期限を設けている場合は、わかりやすいよう明記します。

実店舗にデジタルチケットを導入してできるようになること           

デジタルチケットを実店舗に導入すると具体的に何が変わるのか、気になっている人もいるでしょう。まず、前払い制にすることで、安定した売上を確保することが可能です。顧客側も事前に購入金額がわかるうえ、追加料金も発生しないので、安心して利用できます。さらに、デジタルチケットはネット上で事前決済を行うシステムなので、店頭で現金のやり取りをする必要がありません。

自宅や外出先でも買えることや、手軽に購入手続きや解約手続きができることから、チケットの利用時や来店時のハードルを下げることにもつながるでしょう。端末が手元にあれば使えるため、紛失のリスクを大幅に減らせるのも特徴です。また、自動更新型の定期券など、プランによっては契約更新の手続きをしなければなりませんが、デジタルチケットなら煩わしい手続きも、アプリを使って簡単に行えます。

デジタルチケットの運用を成功させる3つのコツ

初めてデジタルチケットを導入する店舗でも、コツさえ押さえていれば便利に使いこなすことができます。運用を成功させるためにも、これから紹介する3つのポイントを確認しておきましょう。          

サブスクリプションとして運用する       

1つめのコツは、デジタルチケットをサブスクリプションとして運用することです。サブスクリプションとは、料金を支払うことで一定期間商品やサービスを利用できる定額制のサービスを意味します。例えば、毎月定額で映画やドラマなどの映像コンテンツを視聴できる動画配信サービスも、サブスクリプションの一種です。その他にも、全国のシェアオフィスやコワーキングスペースが定額で使い放題になるサービスや、専用の駐輪ポートから自転車のレンタルや乗り捨てが自由にできるサービスなど、さまざまなサブスクリプションが打ち出されています。

また、サブスクリプションはサービスだけではなく、商品を販売する際にも活用できる方法です。たとえば、コスメを販売する店なら顧客ごとの肌質に合ったアイテムや、新商品のサンプルの詰め合わせを毎月販売するといった手法もとれます。デジタルチケットのアプリによっては、登録された決済方法から毎月自動的に料金を引き落とすプランも設定できるため、サブスクリプションとして運用できるのです。取り扱う商品やサービスの特徴と顧客の需要を考慮したうえで、個性的なサブスクリプションを提供してみましょう。             

支払い方法を充実させる          

2つめのコツは、支払い方法を充実させることです。支払い方法がクレジットカードに限られてしまうと、カードを持っていない人は購入できなくなってしまいます。クレジットカードの他にもコンビニ払いやQRコード決済サービスなどの決済方法を導入することで、顧客を逃してしまうリスクを減らせるでしょう。また、クレジットカードも複数の種類に対応できるようにするなどの工夫が必要です。

そのため、デジタルチケットを導入する際は、できる限り多くの支払い方法を利用できるサービスを選ぶ必要があります。たとえば、UPLINKではクレジットカード決済のほか、ApplePayでの決済も可能です。クレジットカードも6種類の会社に対応しているため、幅広い需要に応えられるでしょう。

チケット購入に特典をつける   

3つめのコツは、チケットの購入特典を設けることです。アプリによっては既存のポイントカードやスタンプカードを、デジタルチケットと連携させることができます。クーポンを発行したりプレゼントをつけたりなど、独自の特典をつけることで、顧客がデジタルチケットを購入するきっかけが生まれるでしょう。例えば、UPLINKならデジタルチケットの購入時、ポイントを多めに付与することができます。          

デジタルチケットを賢く店舗に導入してリピーター集客!   

デジタルチケットは賢く活用すれば、集客やリピーターの確保にもつながります。初めてデジタルチケットを利用する場合や、デジタルチケットの導入を検討している場合は、まずUPLINKに問い合わせてみましょう。UPLINKなら初めて導入する店舗でも、スタッフと相談しながら準備を進めることができるので安心です。さらに、アプリを作成すればスタンプカードやポイントカードと連携できます。