実店舗でサブスクリプションサービスを始める!専用アプリは開発するべき?

コラム

2018年世界のスマホアプリ売上高は前年比17%増の1010億ドルで、日本円にして約10兆9600億円でした。売上げが増えた理由として、定額で一定期間サービスを利用できるサブスクリプションサービスの存在があります。そんなサブスクリプションサービスの成長は留まることを知らず、今後は主流になっていくといわれています。そこで、サブスクリプションサービスの特徴やメリット、デメリット、リアル店舗での活用方法を紹介していきましょう。   

どうやって料金をとっているの?サブスクアプリの仕組み!

従来のサブスクリプションとは、雑誌の「予約購読」「定期購読」を意味していました。一般的には「定額課金型」のサービスのことで、お客様が月額料を支払えば一定期間サービスを受けられるビジネスモデルです。身近な代表例としてはAmazonプライムやNetflixのサービスがあげられるでしょう。最近では、ファッションや車、カメラなどサブスクのジャンルも多岐に渡り展開され、注目されています。いずれも定額の月額料金を支払うことで、対象の映像や音楽などのサービスが受けられます。

アプリ内課金とは?AppleやGoogleに手数料!?      

スマートフォンでアプリを利用したい場合、iOSはApp Store、AndroidはGoogle Playといわれる専用のアプリストアからダウンロードする必要があるのです。そして、開発したアプリをこれらのアプリストアから配信しようと思ったら、手数料を支払わなくてはなりません。手数料はアプリ自体の価格やアプリ内課金などを含めた売上から支払われることになります。

問題なのは、専用のアプリストアの手数料が高いことです。そのため、アプリ開発者の不満が募っているのです。たとえば、Netflixの場合はアプリストアの手数料が高すぎるため、サブスクリプションユーザーから月額料金を徴収する方法を変更する方針を打ち出しています。   

オンライン決済システムの利用でアプリストア手数料は回避できる

アプリストアの手数料を回避するための方法の一つとして、「Stripe」の利用があげられます。「Stripe」とはオンライン決済システムを提供するサービスで、提携すれば、オンライン決済システムの実装が可能になるのです。さらに、アプリ上からAIを活用して不正使用を防止したり、返金・売上を管理したりもできます。アメリカ国内では、オンライン購入者の約40%が「Stripe」を利用しているという折り紙付きです。

アプリ開発は手間・コスト・専門知識が必要!    

アプリを開発するためには、プログラミング言語の習得をはじめ、開発環境の整備(高スペックPCやソースコード管理サービス)、アプリを動かすためのサーバや構築など、さまざまな専門知識や技術が必要になります。そのため、これらの知識も技術もない初心者が短期間で高品質なアプリを作ることは非常に難しいといえるでしょう。             

アプリ作成サービスを使えば楽にサブスク運営が可能       

専門知識がない初心者は、アプリ作成サービスを利用するといいでしょう。ここでは当社が 提供している店舗アプリ作成サービス「UPLINK」を例にあげて説明します。

「UPLINK」ではデジタルチケットという機能があり、この機能を使えば簡単にサブスクリプションサービス用の定期券を発行できるのです。そのため、お客様にアプリ上で一定の月額料金を支払ってもらい、サービスを提供できるようになります。また、支払いはApple Payやクレジットカードで行うことが可能です。楽にサブスクリプションサービスを提供できることから、「UPLINK」は銭湯、美容室、インターネットカフェ、ファッションなどさまざまな店舗で利用されており、その数4000以上にもなります。       

アプリ作成サービスを使ってサブスクを始めるには?       

では、どのような流れで導入しサブスクリプションサービスを始められるのでしょうか。「UPLINK」の例を紹介していきます。      

アプリ作成の申込みから立ち上げまでの流れ       

一からアプリを制作するとなると、莫大な費用と時間が発生します。そのため、店舗で簡単にアプリを作ることは難しいのです。しかし、「UPLINK」の店舗アプリ作成サービスを使えば、低料金でしかも短期間でアプリを完成させられます。それは、店舗アプリに必要な固定の機能をベースに、個々のニーズに合わせた機能を取り入れている形でアプリを作っているからです。

「手順としては、まず、店舗側がどのようなアプリを制作したいのか、その要望を「UPLINK」がヒアリングいたします。そして、ヒアリング内容を反映したデザインの試作品を作ります。デザイン完成後、店舗側が試作品を見て、イメージに合っているかどうかをチェックします。イメージ通りであれば、そのまま本格的なアプリ制作を始めます。アプリが完成したらストアに申請し、公開。その後、デザインカスタマイズ、管理画面の使い方の説明を受け、アプリDL促進ツールなどのスターターキットを郵送いたします。その後、「UPLINK」が機能カスタマイズと店舗の基本情報を入力します。これらの工程を経て、約25営業日と短期間で完成するのです。」

また、アプリ完成後も「UPLINK」のフォローがあります。アプリ完成の1か月後から3か月間は、専任のフォロー担当者がアプリの運用や操作に関してお困りの点がないかを確認。運用状況の数値を可視化して改善策を提案します。そのため、これまでアプリを使ったことがない店舗も安心して運用ができるでしょう。

お客様にアプリをダウンロードしてもらう          

アプリを使ってサブスクリプションサービスを提供するためには、まずはお客様にアプリをダウンロードしてもらう必要があります。しかし、ダウンロードをするのには手間がかかります。そのような中、ダウンロード率を上げるためには、ダウンロード促進グッズを作り、プレゼントするなどの工夫を行うことが必要です。

また、サブスクリプションサービスを利用するお客様だけに絞っていると、お客様がダウンロードをしようとするハードルが高くなってしまいます。お客様がサブスクリプションサービスに申し込まなくても、ただ単にアプリをダウンロードするだけで、お得なサービスができるようにしておきましょう。そうすれば、ダウンロード率が上がります。

お得なサービスとしては、再来店を後押しするスタンプカードをはじめ、利用金額のアップを狙うポイントカード、お客様の来店のきっかけづくりになるアプリ限定クーポンなどが考えられます。このほか、店舗の外でもお客様とやり取りができるトーク機能などもあります。サブスクリプションサービスだけでなく、これらのサービスもアピールして、お客様をアプリに取り込んでいくとよいでしょう。

デジタルチケット機能を利用してサブスクサービスを運用!          

アプリのデジタルチケット機能を利用して、お客様にサブスクリプションサービスを提供するには、まず「どのようなサービス」を「いくらで」提供するのかを設定します。デジタルチケット機能ではサブスクリプションサービスのための定期券をはじめ、用途に合わせて1回券、回数券も発行ができます。定期券も期間限定型、自動更新型を選ぶことが可能です。提供したいサブスクリプションサービスに合わせて、どちらかのタイプを選ぶとよいでしょう。

また、デジタルチケットの利用率を高めるために、チケット購入でポイントをプレゼントするなどして、ポイントカードやスタンプカードと連携する機能を使えます。また、デジタルチケットは先着や抽選といった機能の設定もできます。しかも、抽選に関しては、手動または自動を選ぶことができるのです。

アプリ作成サービスを使ってサブスクをすぐ始めよう!      

アプリは一から開発すると時間も費用もかかり、さらにアプリストアの手数料が高いものです。そのため、サブスクリプションサービスを提供するというと、非常に難しいように感じます。しかし、「UPLINK」のアプリ制作サービスを使えば、実店舗でも簡単に運用することができるのです。「UPLINK」であれば、構想からリリースまでに短時間で販促などに注力することができるでしょう。