楽しく賢い節約方法として定着しつつあるデジタルクーポンをうまく活用したいと考えている店舗運営者も多いことでしょう。この記事では、初心者にもわかるようにデジタルクーポンの入手方法や賢く使うためのコツを紹介します。店舗運営者におすすめのデジタルクーポンの作成方法についても説明しますので、ぜひ店舗運営の参考にしてください。
節約したい人に「デジタルクーポン」がおすすめ！
デジタルクーポンとはインターネット上で掲載されている電子クーポンのことです。基本的な使い方は紙のクーポンと同じで、会計時などに店舗で提示したり印刷して提示したりすることで割引などのサービスが受けられます。従来のデジタルクーポンはパソコンで印刷することを前提としており、対応している業種も飲食店や美容関係が中心でした。しかし、常に持ち運ぶことができるスマートフォンの普及に伴い、デジタルクーポンもより便利で使いやすいものへと進化しています。現在では、さまざまなデジタルクーポンが業種を問わずあらゆる店舗で発行されており、積極的に活用したい賢い節約術として重宝されるようになってきました。
デジタルクーポン使い方のコツ
デジタルクーポンは、店舗の公式アプリだけではなく、さまざまなサイトやアプリでも提供されています。賢く使うためのコツは、複数の中から自分にとってもっともメリットが高いものを見極めることです。実際に、「こちらのアプリにあるクーポンがあちらのアプリにはない」「割引率が違う」ことも少なくありません。最初に目についたものから使ってしまうのではなく、できるだけ複数のサイトやアプリをチェックして比較することをおすすめします。
クーポンモールとは？クーポンモールのメリット
クーポンモールは、さまざまな店舗のクーポンが配布されているアプリのことです。例えば、「グルーポン」「オトクル」などが人気です。デジタルクーポンは日々大量に発行されているため、個人での管理がやや煩雑な面もあります。その点、クーポンモールを使えば、アプリひとつをダウンロードしておくだけで、さまざまな店舗のクーポン情報をまとめてチェックすることが可能です。便利なうえ、豊富な選択肢の中から選ぶ楽しみも生まれます。知名度の高いクーポンモールになると取り扱っている店舗数も多く、普段は利用しない店舗のお得情報なども把握できます。飲食店や美容関係の店舗を中心に、幅広いジャンルの店舗が割引クーポンを配布していますので、使い勝手のいいアプリをダウンロードしておくといいでしょう。
クーポンがゲットできるニュースアプリ
ニュースや話題をカテゴリー別にチェックでき、さらにクーポン取得もできるアプリもあります。クーポンモールで発行できるクーポンと大きな違いはありません。知名度の高いアプリでは使える店舗も多く、クーポンの種類も豊富です。ここでは、代表的なニュースアプリを2つ紹介します。
グノシー
グノシーは、20～30代のユーザーが多く、エンタメ系の情報チェックに適したアプリです。メインユーザーの年齢層や平均収入に合わせて、ファーストフード店のコーヒー無料券やファミリーレストランの割引券など、気軽に使えるクーポンが豊富にそろっています。また、グノシーでは、ユーザー参加型のライブ配信も定期的に行われており、クイズに全問正解したユーザーが賞金をもらうことができます。
SmartNews
SmartNewsは、40～50代のユーザーが多く、テレビCMも流れているなど知名度の高いニュースアプリです。飲食店やコンビニなど、さまざまな店舗で使えるクーポンが発行されているほか、Amazonや楽天、ZOZOTOWNなどのECサイトのタイムセール情報もチェックできます。衣服や雑貨などもお得に購入できるので便利です。
LINEでもクーポンがゲットできる！
友人や家族とのやり取りにLINEを使っている人も多いことでしょう。実はこのLINEでも、ファーストフードやコンビニ、薬局などで使えるクーポンを獲得できます。LINEクーポンは、LINEアプリの「ウォレット」タブを押すと表示されます。会計時に店員に提示すれば割引を受けられますので、手間もかかりません。用事がある際は、出先で使えそうなクーポンがないか確認しておきましょう。
メルカリを使う人は必見！「メルカリクーポン」
メルカリを利用する人は、メルカリ内の買い物に役立つメルカリクーポンをチェックしておきましょう。メルカリの設定画面の中に「クーポン」という項目があり、それを開くと利用可能なクーポンが表示されます。メルカリクーポンは常時発行されているわけではありません。しかし、魅力的なものも多く、過去には年末年始に期間限定の「5%OFFお年玉クーポン」が全員に配布されたこともあります。メルカリクーポンは、商品を購入したときの支払い画面で使うことが可能です。また、出品者の立場としても、こうした割引クーポンの存在を知っておくと、価格設定や購入希望者との価格交渉の際に役立ちます。【集客したいお店は必見】SNSでクーポン作成ができる！
店舗運営者の中には、自分の店舗でもぜひデジタルクーポンを発行したいと考えている人も多いのではないでしょうか。実は、デジタルクーポンはSNS上から簡単に作ることができます。ここからは、具体的な方法を2つ紹介します。
日々の宣伝ツールとして、店舗の公式Facebookを運用している人も多いのではないでしょうか。Facebook上でクーポンの作成と投稿が簡単に行えます。ページによって表示方法に若干差がありますが、管理者権限を持つアカウントでログインし、「クーポン作成」のボタンが表示されたら必要事項を入力するだけです。タイトルや有効期限、クーポンを利用できる場所などを入力し、さらに魅力的な画像も用意しましょう。
作成したクーポンは、ページを「いいね！」しているユーザーのフィードに表示させることができるほか、メール送信も可能です。ユーザーはクーポン画像を保存することができ、店頭での提示に利用できます。利用期限が切れたクーポンは、管理者側で非公開にすることも可能です。Facebookクーポンの作成は無料で行えます。作業工数もかからないため、雨で客足が遠のきそうな日に当日限定のクーポンを配布するなど、フレキシブルに活用するといいでしょう。
LINE
LINEでも、簡単にクーポンの作成とLINEでの配信を行うことができます。メニューバーの「クーポン・イベント作成」ボタンから、必要事項の入力だけで簡単に作成可能です。Facebookの場合と同様に、タイトルや有効期限などを入力し、画像を入れるだけなので簡単です。LINEの場合はクーポンの種類も選べます。割引やプレゼント、キャッシュバックに加えて、店舗側で特典を自由に決められるその他クーポンもあり便利です。作成したクーポンは、メッセージと共に一斉配信できるほか、友達追加時に限定して発行するなど、配布対象も自由に設定できます。似たようなクーポンを作成したい場合は、「複製」ボタンが便利です。すでに作ったクーポンをベースにして変更したい部分を書き換えるだけなので手間が省けます。
クーポン作成サービス
店舗の公式SNSを運用していない場合は、デジタルクーポンの作成サービスを使ってみてはいかがでしょうか。中には、無料で利用できるサービスもあります。
フリポン
フリポンは、スマートフォン用のデジタルクーポンを無料で簡単に作成できるサービスです。顧客がQRコードから読み取って使う形となりますので、公式ページやメールマガジン、店内のポスターなどの目立つ位置にQRコードを表示しておくことが大事です。フリポンでは、レギュラータイプに加えて、アンケートタイプやゲームタイプのクーポンも作れます。アンケートタイプは、顧客の生の意見を集めたいときに便利です。ゲームタイプは、スロットやルーレットなどの簡単なゲームをして、当たればクーポンがもらえる仕組みになっています。エンターテインメント性が高いので、新規顧客の発掘にも効果的でしょう。アクセス解析も可能ですので、定期的に利用状況や効果も把握できます。
モバイルクーポン提供システム
モバイルクーポン提供システムは、有料でさまざまなデジタルクーポンを作成できるサービスです。フリポンと同様に、顧客がQRコードから読み取って使う仕組みですので、アクセス用のQRコードの用意と掲示が必要です。大きな違いは、クーポンを使用した際に、電子スタンプ印を押せる点です。二重利用を防ぐことができ、運用管理の負担が軽減されます。電子スタンプ印は、そのまま利用数の集計にも利用できます。複数店舗を運営している場合は、どの店舗でも使える共通クーポンが便利です。
紙のクーポンと比較したデジタルクーポンのメリット
デジタルクーポンは、紙のクーポンと比べていくつものメリットがあります。まず、印刷の必要がないため、印刷コストを削減できます。次に、スマートフォン上で表示したり、店内のQRコードを読みとって使えたりするので、顧客によるクーポンの紛失や持参忘れが起こりません。会計時のクーポン利用もスムーズになりますので、顧客対応の効率性もアップします。加えて、デジタルクーポンの場合、紙のように1枚ずつ数えて集計する必要もなく、管理画面上ですぐに結果を数値化できます。顧客からしても、使用前にクーポンを切り取ったり持ち運んだりしなくていいので楽です。結果として、新規顧客の開拓や再来訪の促進につながります。
店舗アプリでクーポン発行＆顧客定着を！
クーポンは来店促進に有効ですが、その効果を最大限に生かすためには、店舗アプリの利用を検討してみてはいかがでしょうか。店舗アプリを使えば、デジタルクーポンを簡単に発行でき、さらに多くの人に認知してもらうことができます。店舗アプリの作成サービスにはさまざまなものがありますが、ここからは「UPLINK」を例に挙げ、仕組みを説明していきます。
店舗アプリとはどんなもの？
店舗アプリとは、店舗が独自に配信する店舗オリジナルのアプリのことです。アプリというと、作成には専門知識が必要、開発の委託コストや運用工数がネックというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。「UPLINK」などの店舗アプリ作成サービスを利用すれば、専門知識がなくてもアプリを作成・運用することができます。アプリ上でさまざまな作業を完結できるので効率が良く、運用上の不明点があっても担当者からのサポートを受けられるので安心です。
店舗アプリでできること
店舗アプリで行える作業の例をいくつか紹介します。まず、スタンプカードやポイントカード機能が備わっています。ポイントカードには、ポイントを貯めながら使える「加算・減算式」と、店舗側で設定したポイント数を貯める「コンプリート式」があり、どちらも再来店促進に効果的です。次に、クーポンの作成や配信も簡単に行えます。アプリ限定のクーポンも発行でき、最新情報のお知らせとしてプッシュ通知で確実に届けることが可能です。デジタルチケットによる事前決済にも対応しています。デジタルチケットの定期運用は、安定的な収益確保にもつながります。
トーク機能を使えば、店舗公式アカウントとして、顧客と1対1のやり取りが可能です。店舗外での細やかなフォローは、顧客のファン化に効果的です。このほか、店舗で企画しているイベントやキャンペーンなどの情報をカレンダー形式で前もって案内しておくこともできます。店舗アプリは、SNSとも連携しています。YouTube上のハイクオリティ動画をアプリ内で再生できるほか、顧客自らが好意的な口コミを拡散してくれることも期待できます。内製するよりもハイクオリティのデザインが期待できるので、ブランディングを重視したい場合にも向いています。
店舗アプリの導入でコストカットした事例
ジュエリーショップ「LocalBrand」では、店舗アプリの導入により大幅なコストカットに成功しています。具体的には、紙の会員カードから店舗アプリに移行したことによって、DMの印刷費や郵送費などが不要となり、年間30～40万円のコストカットを実現しました。アプリの難点は、顧客にまずダウンロードしてもらわないといけないことです。「LocalBrand」の場合、アプリの初回ダウンロード特典として500円割引クーポンを用意し、ダウンロードのきっかけを作りました。また、継続的にアプリの認知度アップにも努めています。例えば、ショップカードの裏面にダウンロード用のQRコードを印刷して待ち時間に説明したり、店内にQRコードを紹介するPOPを設置したりするなどの工夫を行っています。
クーポンをデジタル化してコスト削減と集客アップを実現しよう
デジタルクーポンは紙のクーポンと比べて運用上のメリットが多く、ペーパーレス化によるコスト削減も期待できます。デジタルクーポンは、店舗アプリを使えば専門的な知識がなくても簡単に作れます。便利なUPLINKの店舗アプリを導入して、クーポンをデジタル化してみませんか。集客アップとコストカットが同時に実現できるので、まさに一石二鳥です。デジタルクーポン導入に併せて会員カードもデジタル化すれば、顧客管理まですべてアプリ内で完結できます。
