紙のチケットに代わり、普及が広まっているのが「デジタルチケット」です。ただ、デジタルチケットを使ったことがない場合、保存方法がわからず不安になる人も少なくありません。
デジタルチケットを保存するには、どうすれば良いのでしょうか。この記事では、デジタルチケットの安全な保存方法やトラブル対策のために必要なことについて解説します。
デジタルチケット配信から使用までの流れ
デジタルチケットを利用する際は、あらかじめ手順を確認しておくと安心です。
デジタルチケットの配信から使用までの一般的な流れは、以下のようになります。
利用するサイトによって異なるものの、まずはチケット発行サイトにログインし、QRコードをダウンロードすることが一般的です。なお、チケットの当選者にはサイト運営側から、ライブ前にあらかじめメールなどで連絡が届くケースが多くみられます。
メールにはURLなどが記載されている場合があり、そこからログイン・QRコードのダウンロードを行うことも可能です。
なお、QRコードはダウンロードできる期間が決まっています。必ず確認を行い、期間内にダウンロードを済ませておきましょう。
ダウンロードを済ませたら、デジタルチケットを保存した端末を持参し、会場に向かいます。入場する際は前もってサイトの管理画面にログインし、QRコードを表示しておくことが肝心です。あらかじめ準備を済ませておくことで、入場がよりスムーズになります。入場列に並ぶなどして、自分の順番が来たら読み取り機に端末をかざします。スキャンが無事に済めば完了です。
当日に起こる可能性があるデジチケのトラブル
便利なデジタルチケットは、多くの人に活用されています。ただし、デジタルチケットは便利な反面、使用時にトラブルが起こることがあるため注意が必要です。
具体的に起こる可能性があるトラブルには、以下のようなものが挙げられます。
まず、デジタルチケットのトラブルとして多いのが「QRコードが表示されない」ケースです。例えば、自宅にあるパソコンなどで一度QRコードを表示させた場合、スマホなどのほかの端末では表示できなくなることがあります。また、スマホのプライベートモードを使っている場合にも、QRコードが表示されなくなる可能性があるため、注意しましょう。
さらに、「スクリーンショットだと入場できない」というトラブルも多くみられます。デジタルチケットは転売防止のため、ものによっては特殊加工がされているケースがあります。このような場合、スクリーンショットでは入場できないことがあるのです。焦らないためにも、あらかじめスクリーンショットで入場できるかどうか、確認しておきましょう。
デジタルチケットの保存方法
デジタルチケットを保存する方法には、以下のようなものがあります。
まずは「リンクをブックマークする」方法です。チケットを受け取るサイトのURLを、あらかじめブックマークしておきましょう。ブックマークしておけば速やかにチケットのページに移動でき、表示させるときにも便利です。
さらに、「リンク先が記載されたメールを別途保存しておく」ことも一案です。当選連絡などで、チケットへのリンク先が記載されているメールが届くことがあります。このメールを消去せずに保存しておきましょう。なお、アプリの場合はアプリ内にチケットが保存されています。ログインやチケットの表示方法などについて、しっかりと確認しておくことが大切です。
また、「スクリーンショットを使って保存する」こともできます。特殊なデジタルチケットの可能性もありますが、念のためダウンロードしたデジタルチケットと、そのスクリーンショットの両方を手元に用意しておくと良いでしょう。
しかしデジチケにはメリットもたくさん
デジタルチケットを活用すると、さまざまなメリットを得られます。なかでも、最大のメリットといえるのが「チケットの受け取りや発券の手間がかからない」ことです。
デジタルチケットはスマホなどの端末に、データとして送られてきます。そのため、紙のチケットのように郵送されたものを受け取ったり、プレイガイドやコンビニに出向いて発券したりしなくて済むことが特徴です。受け取りや発券の手間を短縮できます。
また、チケットを「紛失しにくい」ことも大きなメリットといえます。紙のチケットは細心の注意を払っているつもりでも、何らかの事情で紛失してしまうケースも少なくありません。
また、人によっては大事に保管していたものの、当日になって「自宅にチケットを忘れてしまった」というケースもあります。チケットが手元にないと、入場できないおそれがあるため注意が必要です。デジタルチケットは普段持ち歩いている端末のなかにチケットが保存されているため、うっかり「自宅に置いてきた」という失敗を防ぎやすくなります。
それ以外にも、デジタルチケットは「チケットの譲渡が簡単にできる」ことがメリットです。紙のチケットを同伴者に渡すとなると、手渡しや郵送などの手段を取る必要があります。すると、待ち合わせや郵送先の確認などの手間がどうしてもかかってしまいがちです。デジタルチケットはデータを渡せば良いため、メールなどで簡単に送ることができます。
運営側ができるデジチケのトラブル対策
デジタルチケットは多くのメリットがある反面、さまざまなトラブルが発生することがあります。特に、企業がデジタルチケットを取り入れる場合、チケットの管理方法がわからなかったり、手間がかかったりしてしまうことがあるため注意が必要です。
このようなトラブルを避けるためにも、デジタルチケットを取り入れる前に、きちんと対策を考えておくことが大切です。
これらの対策としては、デジタルチケットの作成に特化した「アプリサービス」を利用するという方法があります。
具体的にいうと、サービスを利用して企業のオリジナルアプリを作り、そのなかの機能の一つとしてデジタルチケットを活用するというものです。オリジナルアプリを作成した場合、デジタルチケットの保存先が明確なため、管理が楽になります。管理が楽だと、そのぶん紛失するリスクも低減できるためおすすめです。
オリジナルアプリのメリット
オリジナルアプリを作成すると、管理が楽になったり紛失リスクを低減できたりする以外にも、さまざまなメリットがあります。
具体的にいうと、トーク機能の活用で「より細やかなサービスを行える」ことなどです。アプリによっては顧客と1対1でやり取りができる、トーク機能が備わっているものがあります。
この機能を活用すると、店舗外でも顧客とコミュニケーションを取ることができるのです。例えば、顧客に来店のお礼の連絡をしたり、顧客からの質問に回答したりすることができます。やり取りを密に行うことで、より細やかなサービスが可能になるのです。
また、「ポイントカード機能」が備わっているアプリもあります。ポイントを付与することで顧客に「また来よう」という意識を植え付けやすくなり、リピーターの獲得に役立てられます。既存顧客に向けて、効果的なアプローチをしたいという場合にもおすすめです。
さらに、ユーザー分析などを行えば「集客率アップにつなげられる」可能性があります。アプリによっては、アクティブダウンロード数やユーザー属性などの詳細データを分析できます。この分析結果をもとに、顧客の状況に応じたアプローチができることがメリットです。個別に効果的なアプローチを行うことで、集客率アップを見込めます。
【まとめ】オリジナルアプリは簡単に作れる！お客様をファン化しよう
デジタルチケットは利便性が高く、多くのメリットがあります。また、オリジナルアプリを導入すれば、さまざまなことがより効率的に運用できるようになります。デジタルチケットの管理も楽に行えるため安心です。
店舗のファンを効率的に増やしたい場合にも便利でしょう。「UPLINK」であれば、必要な機能とアフターサービスが充実しています。オリジナルアプリを作成したいのであれば、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
