実店舗でのサブスクリプションサービスにはどんなものがある?導入方法は?

コラム

サブスクリプションサービスは幅広いビジネスで人気となっています。そのため、一般的によく知られている動画配信などのエンターテイメント業界以外にも、実店舗でのサービス導入が相次いでいます。

このような実店舗でのサブスクリプションサービスについて、その内容が気になる人もいるのではないでしょうか。今回の記事では、導入方法も含めた詳しいサービス内容について解説します。

実店舗でサブスクリプションを行うメリット       

実店舗でサブスクリプションサービスを行うメリットは、3つあります。最初のメリットは定額制にすることで、顧客がライバル店に流れづらくなるということです。特定の店舗を意識的に使うようになれば、定着にもつながるでしょう。

次のメリットは、毎月の収入が見込めるということです。通常は顧客が店舗に来てから売り上げが発生するものですが、定額制なら毎月の会員数に応じた収入が入ってきます。

予めある程度の収益が計算できるというのは、店舗運営者にとって嬉しいでしょう。特に新しく事業を始めたばかりで売り上げが安定しないような店舗には、定額制というサービスが強い味方となるはずです。

最後のメリットは、定額外であるメニューの注文にもつながるということです。サブスクリプションサービスは顧客からしてもお得感があるため、積極的に他のメニューを試してみる人が多くなります。したがって、店舗の売り上げも増えるというわけです。

サブスクリプションサービスアプリ       

サブスクリプションサービスアプリには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、その具体例を紹介していきます。          

2-1.Reduce GO  

「Reduce GO」は飲食店やカフェ、ベーカリー、小売店などの余剰食品を削減するためにできたサブスクリプションサービスです。

気になるその内容とは、月額1980円払えば1日2回まで余剰食品を受け取れるという斬新なものです。また、支払い方法に関してもアプリにクレジットカードを登録できるシステムなので、利用の度に決算する必要はありません。実際に登録してアプリを使うと現在地周辺の余剰食品一覧が表示されるので、それを見て気に入った食品を受け取りに行くだけです。

アプリの利用者は月額1980円という安い価格で余剰食品を受け取れるのでお得であり、店舗側としても余った食品を有効活用できるという利点があります。そして、売れ残った食品を捨てずに必要な人に提供するというのは、CO2削減などの環境面でも意味のあることなのです。このように利用者や店舗運営者はもちろん、環境面でもプラスになるのがこのサービスの素晴らしいところといえるでしょう。

always LUNCH          

月額7980円を払えば、毎日ランチを楽しめるサブスクリプションサービスが「always LUNCH」です。

具体的な利用方法としては、会員登録をしてalways LUNCHのパスを購入、その後は加盟店でQRコードを読み込み、スマホに表示されたパスを見せれば対象のランチを食べられるというシステムです。

サービス対象エリアは2020年4月の時点で東京都の渋谷や新宿駅周辺となっています。また、他の地域では大阪や京都、兵庫、福岡や熊本でサービスを展開中です。対象地域が限られるので全国どこでも利用できるというわけではありませんが、その地域の近くに住んでいたり、職場があったりする人には便利なサービスではないでしょうか。      

飲食店独自のサブスクリプションサービス           

飲食店独自のサブスクリプションサービスも見ていきましょう。「コーヒーマフィア」には、月額3000円と5000円という2種類のサービスがあります。月額3000円のサービスのほうは店舗で会員証を提示すると、1杯300円のラージサイズコーヒーが無料で利用できるのです。また、他のドリンク類についても240円均一で利用できるのでお得感のあるサービスといえます。

月額5000円のサービスも3000円のものと同様、店舗で会員証を提示して利用します。こちらはバターコーヒーやカフェオレなどさまざまなドリンクが無料なので、ヘビーユーザーには嬉しいでしょう。

居酒屋チェーン店として有名な「金の蔵」もサブスクリプションサービスを導入しています。気になるサービス内容は月額4000円を払えば、60種類のお酒が毎日飲み放題というものです。ただ、利用可能店舗は限られているので、予め使えるお店を確認しておくとよいでしょう。また、制限時間が120分であり、1人900円以上の料理を注文しなければいけないなどのルールにも注意が必要です。

飲食店以外にも!実店舗のサブスクリプションサービス    

飲食店以外にもサブスクリプションサービスはあります。ここでは、実店舗型のさまざまなサービスについて紹介します。             

美容院          

「MEZON」は月額プランでカットやヘッドスパに通い放題という、定額美容サービスアプリです。このサービスに参加している美容院はヘアケア技術や接客など、審査された選りすぐりの店舗ばかりなので利用者の満足度も高いでしょう。また、スタイリストの指名ができることも嬉しい機能の一つです。

具体的なプランとしては、シャンプーやブロー、ヘッドスパ、ヘアアレンジなど多彩なものとなっています。そのため、利用者それぞれが自分に合ったプランを選ぶことが可能です。なお、アプリに掲載されている美容室は渋谷や表参道、新宿、恵比寿などの都内が中心なので、通える距離に住んでいる人は重宝するでしょう。          

コインランドリー       

月額会員制のランドリーという、面白いサブスクリプションサービスを展開しているのが「Araeru」です。普段はコインランドリー利用に抵抗があるという女性も、会員制なら安心して使えるでしょう。

主なコースは「スタンダードコース」と「プレミアムコース」の2つであり、利用者のライフスタイルに応じて選択可能です。また、24時間営業なので好きなタイミングで洗濯ができるのも嬉しいところではないでしょうか。さらに、天気の悪い日や洗濯物が溜まったときなど、困ったときだけ使えるプランも用意されている充実ぶりです。

サービスの利用方法についても会員登録して自宅に届いたカードを使うだけという、シンプルで分かりやすいシステムが好印象です。

ワークスペース          

個々のライフスタイルや働き方の多様化により、ワークスペースの需要は高まっているといえるでしょう。そのようなワークスペース利用のときに便利なのが、日本初の定額制カフェサービスである「ゼロcafe」です。このサービスは定額で何度でも、何時間でも好きなだけ使い放題というコンセプトで運営されています。実際に各店舗で定められた時間内はコーヒーが飲み放題であり、追加料金もないのが魅力的です。

また、気になる利用可能店舗は全国で40店舗となっています。東京や神奈川などの首都圏を中心に、他にも福岡や愛知、石川県などに利用可能店舗があるので、近くに住んでいる人はサービスを体験してみてもよいかもしれません。

ライブ          

ライブイベントが好きな人に注目されているサブスクリプションサービスが「sonar-u」です。sonar-uは一言でいうと、定額制のライブ行き放題サービスです。

具体的には月額1600円を払うことで約150のライブハウス、年間1800件以上のライブが行き放題という充実の内容になっています。実際に利用するときは予約の完了メールを各イベントの受付に見せるだけで、入場料無料で入れます。

ただ、ドリンクやフード代に関しては別途必要になるので、そこだけは注意するようにしましょう。

sonar-uにはこの他にも、収益の一部がアーティストに還元されるという仕組みがあります。このような仕組みはアーティストを支援することにもつながるため、関係者すべてにメリットのあるサービスといえるでしょう。

【まとめ】サブスク導入で売上を安定させよう!店舗アプリでサブスクを             

これまで見てきたように、サブスクリプションサービスを導入することは顧客にはもちろん、店舗運営者にもメリットがあります。

そのため、サービス導入に興味があるなら積極的に検討してみてもよいでしょう。また、実際に導入する方法としては店舗アプリを使う方法があります。たとえば、UPLINKなどの店舗アプリを使えば、個々の店舗状態に合わせたサブスクリプションサービスを展開できるようになるのです。

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